動的な瞬間は、静力学の考え方では説明できません。
衝突時の現象や、機構部品の高速な動きを想像することは、実は困難です。
私も映像を見て初めて気付くことが多い。さらに、考えてみれば当たり前だと思い至ることが多々あります。
当たり前のことを、見なくては思いつけないのです。
通常目にすることのできない衝突などの瞬間は、複雑な物理現象が絡んでいます。
動きを想像するには高度な熟練を要すると思われます。設計者にはそれが要求されます。
大抵は、現象の結果から推測することになります。しかし、その推論の多くは静力学の範疇に留まっています。
高速度映像観測は、設計や技術でよく唱えられる三現主義のひとつに他なりません。
技術者はまず、現実を知ることから始めなければいけないと思っています。
【制作日 2011年8月28日/更新日 2013年4月25日】
更新はツイッター hama_sss でお知らせします。
【お知らせ】
下記セミナーで落下衝撃についての講演をします。
(株)日本テクノセンター主催(有料)
2013年 5月28日 (火) 10:30~17:30
振動試験・耐衝撃設計の基礎と製品設計・開発への効果的な活用法
http://www.j-techno.co.jp/infos/view/6335/
第二部の講演(約2時間)を担当します。
代表 浜 攝廣
〒391-0215 長野県茅野市中大塩18-30
TEL 0266-73-5289
E-Mail mail@hama-sss.jp
高速度映像出張撮影
高速度映像解析
高速度カメラ導入支援
耐衝撃技術コンサルティング
※長野県を中心に活動しています。遠方の方も内容によりお受けしますので、ご相談ください。
1951年生まれ
2007年 セイコーエプソン退社後独立
勤務時 自社使用自動機械 開発設計
勤務時 自社使用2次元CAD開発
陽解法解析ソフトLS-DYNA使用 開発設計支援
高速度映像分析 高速度撮影
(株)ナックイメージテクノロジー社製
ハイスピードカメラ MEMRECAM GX-1
撮影速度 (コマ数/秒) |
最大解像度 (ピクセル) |
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100~2,000 | 1280×1024 |
5,000 | 704×704 |
10,000 | 464×464 |
20,000 | 304×304 |
40,000 | 176×176 |
80,000 | 96×96 |
150,000 | 32×64 |
200,000 | 8×64 |
■撮影時間 約0.6秒(各撮影コマ最大解像度時)
解像度を下げることで、撮影時間を延ばせます。
サンプル写真をクリックすると動画が起動します。
「解説」には、技術解説のほか、フレームレートとシャッター速度を記載しています。
「解説」画面からも、同じ動画を起動できます。